人生は、よき出会いで溢れている

こんにちは。今日は、これまでの一人旅の中で出会った、忘れられない海外での思い出について綴ってみたいと思います。今日は、オーストラリアとタイの話。

大学時代、私は毎年のようにオーストラリアを訪れていました。何度目かのオーストラリアで、タウンズビルからフェリーに乗り、マグネティックアイランドへ向かいました。そこは特別な観光地というわけでもなく、ただ自然が広がるだけの静かな島です。でも、その「何もなさ」が心地よくて、私は二度目の訪問を決めました。

そのフェリーの中で、偶然、現地の高校生くらいの女の子に声をかけられ、友達になりました。「日本から来たの?」「これからマグネティックアイランドに行くの?」そんな会話から始まり、「今夜ビーチで友達とキャンプするから一緒においでよ」と誘ってくれたのです。

最初は遠慮していたものの、彼女のお父さんもその場にいて「いいよ」とすんなり了承してしまったため、せっかくなので私もついていくことにしました。そのまま彼女の家に立ち寄り、キャンプの準備をして、近所の子どもたちと一緒に浜辺へ向かいました。その浜辺は偶然にも、以前私が泊まっていたビーチでした。

全員で5、6人はいたと思います。中学生から高校生くらいの男の子と女の子、そして大学生の私。浜辺でバーベキューをし、夜は寝袋の中で眠り、満天の星空の下で一晩を過ごしました。星が本当にきれいだったのを、今でもはっきり覚えています。

翌日は岩場でスノーケリングをし、ただ笑って、遊んで、海を満喫しました。家がどこにあったのか、どうやって移動したのか、細かいことはもう思い出せません。でも、あの星空の美しさと、初対面なのに自然に受け入れてくれた温かさは、今も心に残っています。

もう一つの忘れられない思い出は、27歳頃に訪れたタイのパイという町での出来事です。ミャンマーとの山間にある小さな村パイから、トレッキングツアーに参加しました。参加者は私と、少し年上のドイツ人カップルだけでした。

正直に言えば、そのツアーはなかなか過酷でした。特別な絶景があるわけでもなく、ただひたすら険しい山道を歩き続けるだけ。どこまで行っても「絶景」には出会えません。ww 暑さと湿気、途中で降ってきた雨。喉は渇き、体力も削られていきました。

途中からドイツ人女性がガイドさんに不満を抱いているのも感じていました。さらに、カップルの水がなくなり、「申し訳ないけど、少し水をくれない?」と私が口をつけていた水を求められる場面もありました。

そしてさら帰路の途中、ガイドさんが突然大きな蛇を見つけ、持っていた棒でガンガン叩き始めました。間もなく、蛇はぐったりとしました。そしてなんと、そのぐったりした蛇を自慢げに見せるガイドさん。ww 私、何よりも蛇が苦手…。というか、もう無理。そんな中、横で我を忘れたように泣き叫ぶドイツ人女性!!もうその場はカオスス!!www 私はただ目を見開き、蛇から逃げることしかできませんでした。最終的にガイドさんは、その蛇をリュックに入れました。たぶん、あの蛇は後に食卓に上がったのでしょう。

へとへとになって町へ戻ると、ガイドさんが私を自宅の夕食に招いてくれました。街外れのご自宅には大家族が集まり、10人以上がテーブルを囲んでいました。そこに日本人の私が一人混ざり、ご馳走になったのです。

出てきたのは牛肉の生肉。正直、お腹を壊すのではと不安でしたが、チリやレモンの効いたタイのソースで和えられたそれを、覚悟を決めていただきました。不思議と体調を崩すことはなく、スパイスの力に驚いたのを覚えています。

過酷で驚きの連続だった一日でしたが、最後に家族の輪の中に迎え入れてもらい、温かい時間を過ごしたことで、その記憶は「最悪」ではなく「忘れられない体験」へと変わりました。

若い頃に、海外で見知らぬ人たちに親切にしてもらった経験は、今の私の価値観をつくっているように思います。だからこそ、今度は自分が海外から来た人に優しくしたい。困っている人がいたら、あのとき自分がしてもらったように、自然に手を差し伸べられる人でありたいと思っています。

旅の記憶は、時間とともに少しずつ薄れていきます。それでも、ふと思い出すと心が温かくなる瞬間がある。だからこうして書き留めておこうと思いました。

台湾での思い出も、また改めて綴りたいと思います。

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